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天衣無縫

いよいよ本番直前です。

三重フィルではこの本番直前の練習に、また新たな魔法使いをお迎えしましたよ。
それも2人も!

まず1人は、大阪シンフォニカー交響楽団(現:大阪交響楽団)の元オーボエ奏者、新本由美子先生です。
新本先生は、今回は主にオーボエの指導に来て下さいました。
また、午後からは合奏にも加わっていただき、オーケストラの中でオーボエの指導をしてくださったんですよ。
今回のプログラムでは、モーツァルトの晩年の傑作、クラリネット協奏曲を演奏しますが、この曲に実はオーボエの出番はありません。

どうやらその最中にみっちり魔法を振りかけて、いや鍛えてもらったようですよ。

レッスンを覗いてみましょう。
レポートしてくれたのは、オーボエパートのKY君です。

shinmoto02.jpg

5月30日と本番直前となってしまいましたが、オーボエ奏者新本先生に非常に内容の濃いご指導をいただきました。
まず、オーボエパートのみ別室にてレッスンを行って頂いたのですが、フレージングや息の使い方から裏技まで、幅広いアドバイスを頂くことができました。
レッスンでは特に、周りをよく聞き、息づかい・ニュアンス・響きなどをあわせることが大事とご指導いただきました。
私もこれについては頭の中では分かっていたつもりでしたが、もう一度改めて意識を集中して演奏しようと思います。

言葉ではなかなか伝わりにくい細かいニュアンスも、先生が自ら演奏いただくことによって明確に伝わり、こちらが悩んでいたことに道を示していただいたように思います。
また、合奏にもご参加いただいて、舞台上でもいろいろとご指導をいただくことができただけでなく、練習終了後も遅くまでレッスンをしていただきました。

今回のレッスンで、新本先生に魔法をかけていただきました。
この魔法が冷めないように、がんばって行きたいと思います。


今回はレッスンのみでしたが、新本先生の音は本当に美しいんです。
レポートを書いてくれたKY君は、あとで
「なんであんな音が出るのか理解不能です。あの音の片鱗でいいから出せればいいのに(涙)」と言っていました。

でも魔法をかけてもらったようですから、期待しましょうか!オーボエに


さてさて、オーボエパートがみっちりしごかれてる間に練習していたのが、クラリネット脇息曲。

この曲の美しさについてはここで繰り返さなくても、有名ですよね。

貴族のために大量の音楽が消費されていた時代、モーツァルトはそのただ中にいて、魅力的な音楽を生み続けていました。
対照的な寂しい晩年の作品群は、少しずつ虚飾を脱ぎ捨てていくように、どんどん純粋になっていきます。
シンプルで、音楽は長調なのに、どこか悲しい。

山上先生が、練習の最中に、第2楽章のある部分で「遠い過去の記憶」とおっしゃったところがあるのですよ。

この曲を作曲したのち、モーツァルトに残されていた人生は、たった2ヶ月でした。

そんなクラリネット協奏曲を演奏するのが、もう一人の魔法使い、元NHK交響楽団首席クラリネット奏者の磯部周平先生です。

isobe01.jpg
磯部先生の音はとても澄んで美しいんです。
でもとても凛としていて、一緒に演奏している私たちの音も変えてしまうくらい、素晴らしい演奏だったんですよ。
これはもう、磯部先生の魔法でしょう。

ぜひ、磯部先生の素晴らしい音楽を、本番の舞台でお楽しみいただきたいと思います。

…ところで、磯部先生が練習にいらっしゃったこの日、実は私、デジタルカメラを忘れてしまうという大失態をしでかしました
失礼を承知で、ウォーミングアップしていらっしゃるところを携帯電話で撮影させていただきました。
快く承知していただいて、本当にありがとうございます…。


そしてもう一人、今回の定期演奏会のスペシャルゲストをご紹介しましょう。

シェエラザードでハープを演奏していただく、篠崎和子先生です。
kazuko.jpg 

昨年の定期演奏会の際、指揮者の矢崎彦太郎先生のご紹介で、三重フィルにお母様の篠崎史子先生と親子で出演してくださいました。
その時のご縁で、今回の演奏会にも快く出演してくださることになったんですよ。
篠崎史子先生は言わずと知れた日本のハープ奏者の第一人者。
そのお嬢様である和子先生も、若手ハープ奏者として様々な賞を受賞され、大活躍されています。

篠崎和子先生のブログでは、演奏活動のお知らせなどもされていますが、素晴らしい演奏家の方々による演奏会の中に、三重フィルの定期演奏会のお知らせも載せていただいて、本当に恐縮してしまいます。

山上先生や、磯部先生・篠崎先生といった素晴らしい演奏家の方々と一緒に演奏できること、また金田先生・門脇先生・新本先生というこれまた素晴らしい演奏家の皆様に教えをいただけること。
私たちは本当に幸運です。

それにしても、こういった素晴らしい演奏家の皆さんの演奏を聴くと、いつも感じることがあります。
それは「自由自在」だということ。
あんな風に自由に演奏できるのって素敵だな~と思います。

まるで、楽器の中に音楽がたっぷり詰まっていて、ちょっと楽器に触れたり息を吹き込んだりするだけで、オーディオのスタートボタンを押すようにするすると音楽が聴こえてくるように感じませんか?
本当は、そんな風に自由に演奏できるまでに気が遠くなるくらいたくさんの練習を重ねてきていらっしゃるんですよね。
でもそんなことは一切感じさせない。
「天衣無縫」とはこういうことなんでしょうか。

いえ、やはり音楽は楽器の中にあるのかもしれません。
それをどんな風に引き出すのかは、演奏家の力なんですよね、きっと。

私たちも自分たちの音楽を信じて、本番を迎えたいと思います。
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演奏会お疲れ様でした

はじめてコメントさせて戴きます。

昨日演奏会聴きに行かせてもらいました。

一つお伺いしたいのが、
昨日のアンコール2曲目は、誰の何という曲なのでしょうか?
初めて聴いた曲でした。スペイン調の曲のように思えましたが。

教えていただけると、幸いです。

ブログはこれからも、お邪魔させていただきます。

ありがとうございました。

ごんオンマさま

演奏会を聴きにきていただき、ありがとうございました。
また、このブログへもご訪問していただき、重ねてお礼申し上げます。

アンコールの2曲目は、作曲者不詳の「ジプシーの踊り」という曲です。
バレエ「ドン・キホーテ」で使用される曲だそうですが、「ドン・キホーテ」の作曲者レオン・ミンクスの作品ではありません。
別の作曲家の作品とされているそうですが、実際は誰の作曲か、分からないそうです。

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